目次
Googleビジネスプロフィールのカテゴリとは?
カテゴリの重要性
◦検索結果に影響するため(Googleに業種業態を伝えられる)
◦ユーザーにも正確な業態を伝えられるため
カテゴリの種類
◦メインカテゴリ
◦追加カテゴリ
カテゴリの設定方法
カテゴリを選ぶ4つのポイント
①メインカテゴリは業種業態をなるべく「具体的に」表すものを選ぶ
② 店舗・施設の業種業態として適さないカテゴリは設定しない
③併設事業などは別のビジネス情報を作成する
④競合他社のカテゴリを参考にする
▪GMB spyのインストールの仕方
▪GMB spyの使い方
まとめ
こんにちは。グルービズ株式会社です。
Googleビジネスプロフィール(以下、ビジネスプロフィール)上で設定できる「カテゴリ」は、GoogleマップやGoogle検索において、店舗の業態や事業内容を表す"ラベル"のような重要な役割を担っています。適切なカテゴリを設定することで、検索するユーザーに店舗・会社を見つけてもらいやすくなり、WEB集客につなげることが可能です。
一方で、本来の業種業態とは違うカテゴリを設定するなど誤った使い方をしてしまうと、様々な問題が生じる恐れがあります。すでに設定しているカテゴリに問題がある、もしくはより適切なカテゴリがあるかもしれないといった状態であれば、選択の見直しをすることで、集客により良い影響を与えるかもしれません。
そこで今回の記事では、ビジネスプロフィールのカテゴリ設定が適切なのか悩んでいる方や、もっと効果的に活用していきたいという方のために、カテゴリの重要性、設定方法、選択のポイントなどについてご紹介していきます。
Googleビジネスプロフィールのカテゴリとは?
ビジネスプロフィールのカテゴリは、店舗・会社の業種業態を設定し、Googleや、検索したユーザーに伝えるための項目です。
例えば、居酒屋を経営しているのであれば「居酒屋」というカテゴリを設定する、といったように使います。
ただしカテゴリは、Googleが定義している候補の中からしか選べず、自分で独自のカテゴリを作成することはできません。カテゴリの候補は、設定する箇所に文字を入力すると出てきますので、そこから適切なものを選択します。
カテゴリの重要性
GoogleマップやGoogle検索からの集客を増やしたいと考えている店舗にとって、ビジネスプロフィールのカテゴリの設定は非常に重要な項目です。
理由は下記の2点です。
検索結果に影響するため(Googleに業種業態を伝えられる)
カテゴリは、Googleに店舗・施設の業種業態を伝える項目として重要です。では具体的にどのように検索結果に影響するのでしょうか。
ローカル検索(Googleマップ・Google検索で店舗・施設などの情報を検索すること)の表示順位には、「関連性」「距離」「視認性の高さ(知名度)」の3つが影響しているとGoogleのガイドラインに記載があります。
このうち「距離」と「視認性の高さ(知名度)」については、ビジネスプロフィールの設定でコントロールすることは難しいと言えます。一方、「関連性」は、検索されたキーワードと、店舗や施設の情報とがどれだけ関連性が高いかを表しており、ビジネスプロフィールの設定によって高めていける要素です。
カテゴリの設定はその店舗・施設が検索でどのように表示されるかに影響してきます。業態に合った、適切なカテゴリ設定が表示順位を決める「関連性」を高めるために重要であるということです。
ユーザーにも正確な業態を伝えられるため
上記のようにカテゴリはGoogleに対して「関連性」を伝える要素ですが、検索をしたユーザーに対してもどのような業種なのかを伝えられる要素でもあります。
Googleに対しても検索したユーザーにもどのような店舗なのか・会社なのかを正確に伝えるためにもカテゴリの設定をもう一度見直してみましょう。
カテゴリの種類
メインカテゴリ
メインカテゴリは1つの店舗・施設につき1つだけ選択できるもので、言葉通り「メインの」業種業態を設定する項目になります。
検索結果では、このメインカテゴリを中心に表示されます。検索語句によっては追加カテゴリが表示される場合もあります。メイン・追加カテゴリの中からいずれか1つのカテゴリのみが表示される仕様です。
また、ビジネスプロフィールのカテゴリによって、新着投稿機能や商品、メニュー機能の有無や、属性機能の表示など、使える機能が異なります。これらの使える機能には、メインカテゴリの設定が大きく影響を与えます。
例えば、飲食店であればメニューを載せる機能が使えることが多く、飲食店以外のカテゴリに設定すると、メニュー機能は使えない場合が多いです。
カテゴリを変更した後に使用できる機能が変わっているかどうか確認してみましょう。
追加カテゴリ
追加カテゴリは、最大9個まで設定できます。メインカテゴリのみでは伝えきれない、詳細な業種業態の情報を追加カテゴリによって補います。
先述した通り、基本的にはメインカテゴリが表示されることが多いのですが、検索語句によっては追加カテゴリが表示される場合もあります。
検索結果に関連づけられ、検索結果に影響を与えるので、追加カテゴリの設定も重要な項目だと言えます。
カテゴリの設定方法
では、実際のビジネスプロフィールの画面を載せながら、カテゴリの設定方法を解説します。
まず、ビジネスプロフィールの管理画面を開きます。
ビジネスプロフィールの管理画面は複数存在していますが、今回はGoogleビジネスプロフィールマネージャーで設定する場合でご説明して行きたいと思います。
下記の管理画面から、赤枠で囲んだ「プロフィールを編集」ボタンをクリックしてください。
そうすると、「ビジネス情報」の設定画面に移ります。
ここで、下記の赤枠の鉛筆ボタンをクリックするとメインカテゴリと追加カテゴリをそれぞれ編集できます。カテゴリの候補は、設定する箇所に文字を入力すると出てきますので、その中から適切なものを選択してください。
選択できたら「保存」を押しましょう。Google側の審査が通れば、変更が適用されます。
カテゴリを選ぶ4つのポイント
①メインカテゴリは業種業態をなるべく「具体的に」表すものを選ぶ
カテゴリを選ぶ際の1つ目のポイントは、メインカテゴリにその店舗・施設のメインとなる業種業態を「具体的に」表すものを選ぶことです。
例えば、焼き肉店であるにもかかわらず、メインカテゴリとして「レストラン」を設定しているケースがあるとします。この場合「焼き肉」という検索語句との関連性が弱く、なかなか検索結果に引っかからない可能性があります。この場合はメインに「レストラン」ではなく、より具体的な「焼き肉」を設定するほうが良い場合が多いです。もし「レストラン」もカテゴリに入れたいのであれば、追加カテゴリに設定することをおすすめします。
もし、事業内容に合うカテゴリがない場合は、競合他社がどのカテゴリをメインカテゴリに選んでいるかを参考にするといいでしょう。
競合他社のカテゴリの確認の仕方はこの後ポイント④で詳しくお伝えします。
②店舗・施設の業種業態として適さないカテゴリは設定しない
カテゴリを選ぶ際の2つ目のポイントは、店舗・施設の業種業態として適切でないカテゴリを設定しないということです。
検索に引っかかるようにして閲覧数を増やすためだけの目的で、追加カテゴリに関係のないキーワードを入れてしまうのはNGです。仮にそのカテゴリに関連する検索が行われ、表示されたとしても、検索の目的とは全く異なる店舗・施設の場合はスルーされる可能性が高いため効果がありません。
たとえば、実際には「居酒屋」であるのに「マッサージ店」のカテゴリが設定されている場合があるとします。もしかしたら「マッサージ店」の検索に表示されるかもしれませんが、マッサージ店を探しているときに居酒屋が表示されても、行く気にはなりませんよね。ここまで離れた業種が設定されていることはなかなか稀なケースですが、分かりやすく言うとこういうことです。
③併設事業などは別のビジネス情報を作成する
3つ目のポイントは、併設事業などは追加カテゴリで対応するのではなく、別のビジネスプロフィールを作成すると言うことです。
併設事業とは、例えばショッピングモール内のレストランや、大型書店のなかにあるカフェのように独立した店舗を指します。なお、「独立」しているかどうかは、「個別の看板があるか」「入り口が分かれているか」などで判断されます。
このように独立したビジネスがある場合には、併設事業を追加カテゴリで設定するのではなく、それぞれ別々の施設情報としての登録が必要です。つまり、ホテル内の併設事業としてカフェがある場合には、ホテルとカフェそれぞれでビジネスプロフィールを作成する、ということになります。
④競合他社のカテゴリを参考にする
最後のポイントは、競合他社のカテゴリを参考にすると言うことです。
ビジネスプロフィールのカテゴリは、4,000種類以上あり随時更新されていますが、世界共通のため日本のビジネスの業種業態に必ずしもマッチしない場合があります。
例えば、「整骨院」というカテゴリは現在ビジネスプロフィール上に存在していません。(※2023/5/17時点当社調べ)
上記のように種類が多すぎる、または自社のビジネスにマッチするカテゴリが無いなどで、どのカテゴリを選んでいいか迷った時に、同業種のビジネスプロフィールを参考にすることはとても効果的です。
先ほどの例で出た「整骨院」の場合のカテゴリは「接骨院」を選択している店舗がほとんどです。
また、同じような例を挙げると「塾」や「学習塾」というカテゴリも現在は存在していないので、「受験予備校」「学習センター」を選択している場合が多いようです。
メインカテゴリはGoogleマップ上のプロフィールに表示されているため目視で確認が可能ですが、サブカテゴリを調べるには公開されているHTMLを解析する必要があり一般の方には簡単ではありません。
GMB spyとは
そこで活用したいのがGMB spyというChromeの拡張機能です。
GMB spyとはGoogleマップ上でビジネスプロフィールのカテゴリを表示してくれます。
Googleマップのピンにポイントを合わせるだけで、メインカテゴリとサブカテゴリが表示されます。
Google Chrome 拡張機能GMBspy:
GMB spyのインストールの仕方
Google Chromeの「Chrome ウェブストア」から「GMBspy」を検索して右上の「Chromeに追加」アイコンからインストールします。
下記のようなポップアップが表示されるので「拡張機能を追加」をクリックします。
Chrome上で常時表示させる必要があるため画面右上にある拡張機能のアイコンをクリック、更にGMB spyのピンをクリックしアイコンを表示させます。
GMB spyの使用方法
Google検索かGoogleマップから確認したいビジネスプロフィールのピンを表示させて選択し、GMB spyのアイコンをクリックするとメイン・サブそれぞれのカテゴリが表示されます。
まとめ
カテゴリの適切な設定は、表示順位アップやローカルSEOにおいてとても重要ですが、世界共通のため日本の業種業態にマッチしなかったりと適切に設定するのが難しい場合もあります。
そういった際に、今回お伝えしたポイントに沿って設定を見直してみたり、競合他社のカテゴリを参考にするなどして、より効果的なカテゴリの選択をしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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